続・へその話題 日本のへそ 体の恥骨
先日のヘソ記事を書いているときに、ふと思い出した日本のへその事。
いわゆる日本の中心地的な意味で言っているのだが、日本の中心という概念があやふやで、複数の都道府県・市町村が「日本のへそ」を名乗っている。あくまでも自称である。
こちらは、東経135度・北緯35度の交差点があることから、「日本のへそ」のまちとしてPRしている。市内には日本へそ公園なるものがあり、JR加古川線「日本へそ公園駅」まである。新たな特産品として「日本のへそごま」栽培チャレンジ等、とにかくへそ推しが過ぎる。
日本へそ公園は大きな滑り台や巨大トランポリン、プラネタリウムから天体望遠鏡まで、案外楽しめる公園だ。休みの日は子連れファミリーでぎっしりである。自動販売機はあるが、ほとんど売れ切れているので持参したほうが無難。レストハウスもあるが、席数が限られる上、提供に時間がかかるので弁当持参の方がいいかもしれない。
・岐阜県関市 我が国の人口重心は引き続き関市です | 関市役所公式ホームページ
こちらは国勢調査の統計から算出される「人口重心」が我が市にあるから日本の中心だと主張している。人口重心とは、人口の1人1人が同じ重さであると仮定した時、日本がバランスを崩さずに支えていられる中心点の事。前提条件が色々アレな気もするが、センターオブジャパンを名乗っているのである。
関市と言えば刃物の街で、フェザーミュージアムがある。期待せずに入ったら意外によかった。無料。時間があるなら見ればいい。
・群馬県渋川市 群馬県 - 群馬の強み~「日本の真ん中 群馬県」~
日本の北端部・宗谷岬と南端部・佐多岬を結んだ直線の真ん中に位置しているのが渋川しらしい。渋川市には、坂上田村麻呂が東征の帰途に「日本の臍石(へそいし)」と定めたと伝えられる「臍石」がある。
こちらはへそ地蔵からへそ饅頭、へそ祭りまで、西脇市同様、へそ推しが過ぎている様子。
・栃木県佐野市 ◎日本列島の中心~栃木県佐野市◎... | Facebook
こちらは、渋川市と同様に、日本の北端部・宗谷岬と南端部・佐多岬を直線で結ぶ。さらに、太平洋側と日本海側それぞれの線が同じ長さになる地点、東端(茨城県神栖市)と西端(新潟県上越市)を直線で結ぶ。この2つの線が交わる場所が栃木県佐野市ということらしい。
調べてみると、「日本のへそ」なるものが多すぎる。他には長野県・山梨県等にも存在する様子。理由はそれぞれちがう。もはや言ったもん勝ちである。
ところで、人間の体の中心は本当にへそなのか。
横幅の中心はへそのラインであってる。では縦の中心は・・・。
メジャーで測ると、ほぼ恥骨であった。
体の中心は恥骨!
以上。