なにやら興味深いタイトルが目に入ったので、衝動買いした本がある。 麻酔科Dr.御用達の雑誌「LiSA」増刊 「体温のバイオロジー 体温はなぜ３７℃なのか」 である。 目次 内容 結論 なぜ３７℃なのか 鬼滅の刃１２９話 内容 体温をテーマに生理学的な話題、手…

手術室における体温管理① 体温が下がる理由 - 手術室看護師の勉強しようブログ 手術室における体温管理② 低体温がダメな理由 - 手術室看護師の勉強しようブログ 手術室における体温管理③ シバリングとその弊害 - 手術室看護師の勉強しようブログ 体温管理シ…

今回はシバリングについて。 シバリング・・・いわゆる、寒いときにブルブルっと震えるアレである。 シバリングは、骨格筋の収縮による熱産生で体温の回復を図る反応で、安静時の６倍まで熱産生を増やすとされる。 別に普段起こることに関してはなんの問題も…

前回の続き。 一般的に、中枢温３５℃以下を低体温とされている。 その結果、どんな悪影響があるか。 １．心臓の収縮力が落ちる →低体温により末梢血管が収縮、心臓は収縮力が落ちているため心負荷増大、結果心筋虚血を起こす要因の一つとなる。正常体温群の…

全身麻酔を受ける患者は様々な要因によって体温の異常をきたしやすい。特に、体温を失う要素が多いので低体温になりやすい。それを防ぐのにはやはり保温・加温になるが、とりあえずやれるところを加温しよう、となるワケで、そこに明確な根拠はあるのだろう…