整形外科 見えないオシャレ
整形?美容?
整形外科とは首より下の骨、筋肉、靭帯等々の運動器を扱う診療科だ。
ニュースでよく間違えられているが、美容整形を扱うのは、「形成外科」である。
つまり、Yes!高須クリニックは形成外科。整形外科じゃない。
骨にネジ打つ大工さん
骨折を治すには、骨の位置を元に戻し、ズレないように固定しなければならない。ズレにくい折れ方や場所ならギプス固定で済む事もある。
それが無理なら内固定が必要だ。骨をプレートやスクリュー等で固定する方法になる。ドリルで骨に穴を開けて、スクリューで固定する。ドリルは、まんま電気工具のドリルだし、スクリューはホントにネジだ。
場合により、骨をノミとハンマーでカンカンしたりもする。電動のこぎりで骨を切ったりもする。まさに大工。
力こそパワー
電動ドリル・電動のこぎりはバッテリーがつくので重い。人工関節置換術なんかだと、ハンマーカンカンの頻度が多い。ハンマーがすっぽ抜けて、こっちに飛んで来やしないかと時々心配になる。要は力仕事が多い。
だからなのかは知らないが、女医が少ない気がする。圧倒的男感である。
見えないとこで キラッキラ
で、骨を固定するスクリュー・プレートだが、思った以上に美しいのだ。ネジと言われたらシルバーの無骨なイメージだったが、そんなことない。スクリューの種類で色分けして判りやすいようにしてあり、やたらキレイ。
ベースが金属だから、メタリックカラーである。メタリックグリーン、メタリックパープル、メタリックゴールド、等々。もうキラキラ。宝石箱。
手術された患者には見えないので残念だが、ゴージャスな装いで骨折が治されているのだ。手術からおよそ一年後、スクリュー・プレートを抜きに来られたら見ることができるかもしれない。多少は劣化しているか。記念にお持ち帰りするのもいいだろう。
いらんか。
以上。