エホバの証人 輸血拒否と手術室
私達は手術を受ける患者を毎日アセスメントし看護計画を立てる。 そんな中、重大なリスクファクターとされるモノの1つとして「エホバの証人」がある。何が問題か。エホバの証人の信仰者は輸血を拒むのだ。場合によっては、血漿分画製剤(アルブミン製剤・フィブリン糊・血液凝固因子製剤)・自己血・回収式自己血(セルセーバー)等も不可能とされる事もある。
エホバの証人は世界中にいて,人種や国籍は様々ですが,同じ目的で結ばれています。何よりも,すべてのものを創造した聖書の神エホバを賛美したいと思っています。また,クリスチャンとして,イエス・キリストに倣おうと励んでいます。聖書や神の王国について学ぶのを助ける活動に,皆が参加しています。エホバ神とその王国について語るゆえに,エホバの証人として知られています。
さっぱりわからん。Wikipediaによると、信者は世界に820万人、日本は21万人いるとされている。で、肝心の輸血拒否の理由は「エホバの証人が輸血を受け入れないのはなぜですか」より、
この問いに関係してくるのは,医療上の理由というよりも,宗教上の理由です。旧約聖書も新約聖書もはっきりと,血を避けるよう命じています。神はまた,血は命を表わすものと見ておられます。ですから,血を取り入れることを避けるのは,神の命令に従いたいからというだけでなく,命を与えてくださった神に敬意を払いたいからでもあるのです。
やっぱりわからん。こわい。宗教こわい。要するに「神は言っている。ここで輸血するべきではないと。」的な。
全然、「大丈夫だ、問題ない。」ではない。
患者には「輸血拒否に関わる免責書」みたいなの署名してもらう。簡単に言うと、「輸血が必要と判断されても拒否します。それが原因で死んでも文句言いません。」だ。あとは、血漿分画製剤・自己血・回収式自己血等々でこれは使っていいです、これは拒否します、みたいな。この書類の不備があると手術室へ入室できない。
病院によっては、手術拒否するところもあるようだ。当たり前だ、そんなリスクわざわざ背負いたくない。過去の判例によると、勝手に輸血しても訴訟、輸血せずに死亡しても訴訟されるリスクがあるようだ。全く免責されないのである。
過去に、血液製剤等、どこまで使っていいかを確認すると、「上の者に確認します。」と言われた人がいた。上の者に確認する・・・?
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」
である。信仰してるんでしょ?死ぬかもしれないんだよ?理解して覚悟して来てるんじゃないの?と思う。上が駄目と言ったら駄目なのか。
もちろん、万全を期して手術には臨みますよ。信仰とか倫理とかそういうの関係なく。
仕事ですから。でも、輸血しないと危ない!な場面にあたった時、正直どうしたらいいかわからん。それこそ上に確認します。である。そんな余裕ないと思うけど。
なんか無駄にふざけてしまった。以上。