手術室看護師 役立ちそうな検定・資格
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検定や資格を調べてみる。
目次
手術室認定看護師
手術室におけるスペシャリストの王道。
認定看護師とは、看護師として5年以上の実践経験を持ち、日本看護協会が定める615時間以上の認定看護師教育 を修め、認定看護師認定審査に合格することで取得できる資格。
手術室認定看護師になるには手術室勤務3年以上が必要。
資格は5年毎の更新が必要。
教育機関
手術室認定看護師の教育機関は現状、国内で下記2か所のみ。
定員30人ずつで計60人。
東京都 昭和大学 認定看護師教育センター
兵庫県 兵庫医科大学医療人育成研修センター認定看護師教育課程
概要
受験料:50000円
試験内容:専門科目(看護の基礎知識と手術看護の基礎知識)、小論文、面接
学納金:800000円(授業料700000円+実習費100000円)
修業期間:10月~翌3月までの6か月
周手術期管理チーム認定制度
周術期管理チームは、麻酔科医師・手術室看護師・薬剤師・臨床工学技士の多職種で構成され、麻酔科医師が関与する周術期医療の診療を効率的に実施できるチームメンバーとなることを目的としている。
3年毎の更新が必要。
申請資格
・ 日本国の看護師免許を有すること。
・麻酔科標榜医が年間 200 症例以上の麻酔科管理を提供している施設での手術室または周術期管理センター等の勤務が満 2 年間であること。
・申請する年の 3 年前の 4 月 1 日から申請する年の 3 月 31 日までの間に,日本麻酔科学会が主催, または共催する周術期管理チームセミナーへの 2 回以上の参加実績
・申請する年の 3 年前の 4 月 1 日から申請する年の 3 月 31 日までの間に,日本手術看護学会が主 催する年次大会、あるいは麻酔看護研修に,2 回以上の参加実績があること。
概要
受験料:10000円
登録料:20000円(試験合格後に請求)
試験内容:筆記試験(選択問題のみ)
会場:東京・神戸の二か所
心電図検定
日本不整脈心電図学会主催の検定。心電図にかかわる多くの知識を普及させ、我が国の医療の質の向上につながる活動を支援することが心電図検定の目的である。
5つのランクに分かれており、4級~1級、マイスターがある。
受験資格
誰でも可。医療従事者じゃなくても受験できる。
ランク
4級:心電図の基礎的な判読力を有するもの
循環器勤務数年のメディカルプロフェッショナル、心電図に興味のある医学生など
マークシート方式:70分程度 出題数:50問 検定料:6000円
3級:心電図の基礎〜中等度の判読力を有するもの
一般臨床医、循環器勤務メディカルプロフェッショナル
マークシート方式:90分程度 出題数:50問 検定料:6000円
2級:心電図の中等度~高度な判読力を有するもの
一般循環器医、循環器勤務ベテランメディカルプロフェッショナル
マークシート方式:90分程度 出題数:50問 検定料:8000円
1級:心電図の高度な判読力を有するもの
循環器専門医、心電図に深く精通したメディカルプロフェッショナル
マークシート方式:90分程度 出題数:50問 検定料:10000円
マイスター:心電図の極めて高度で専門的な判読力を有するもの
1級合格者のうち、高得点者から認定される
受験会場
東京・大阪・福岡(今年度は東京・福岡のみ)
会場別・級別に、定員になり次第申込みを終了する。
個人的感想
ずっと手術室看護師でいたいから、ある時は認定看護師に憧れていた。
正直、80万払って半年学校行くのに休職となるとかなりキツイ。
もっと養成施設増えたらいいのに。
それから、認定とったら副師長試験もほぼ強制でついてくる。副師長的な管理者には全く興味ないし仕事増えるからイヤだ。
認定とろうが副師長になろうが給料数千円しか変わらないし、デメリットの方が大きく感じてしまう。
周手術期管理チームは、受けるメリットは微塵もない。麻酔科学会の金もうけだと思ってる。3年毎の更新でそれなりにお金かかるのが信じられない。
心電図検定は完全に趣味の領域。
毎日見るものだけど、心電図苦手だし勉強ついでに受けにいきたい。
以上。